中高年の山歩き 筑波山みかん園ルート(前編)

今シーズンは筑波山のバリエーションルートを重点的に歩いてきたが、今回もその続き。先だって途中から下ってきたみかん園ルートを自然研究路まで登る計画である。

みかん園ルートは推奨登山道ではないが、かつて1/25000図に掲載されていた登山道である。つくば市と桜川市の市境で国有林管理道でもあるので、廃道化している訳でもない。いまでも十分登山道の役目を果たしている。

ただし、男体山直下は急傾斜との情報であり、初見で下るのは危ないので、前回は松岩からトラバースして途中から下った。それを踏まえ、今回は麓から自然研究路まで登る計画である。

登山口はみかん園近くにあるので、筑波山市営駐車場からは遠い。同様に歩くが、下山後に登りのないつくしこ駐車場からのルートが安心である。今シーズンはじめてのつくしこスタートになる。

2024年1月10日。2、3日前まで雨予報だったが低気圧が南海上に去り、雨は降らず風もない。冷え込むとつくば市内は-4℃になるが、この朝はびっくりするほどではない。

つくしこ駐車場には一番乗りだった。支度をしていると男性がトイレに来たので、少し先の路肩駐車スペースに止めたようだ。あちらは登山口に近いが、私はトイレが近い方がいいので駐車場内に止める。

7時25分スタート。始めはみかん園沿いの舗装道路を登る。朝早いからか、どこも駐車場にロープを張ってある。みかんはちゃんと成っているけれども、地面に落ちたものも数多くある。冬鳥(ヒヨドリやムクドリ)が群がっており、私が通ると木の上に逃げた。

40分ほどで酒寄林道分岐。ここで梅林方向に少し進み、カーブミラーの前が登山口である。慣れてしまえば迷うこともない。ここは神域でないのか、「天罰下る」の貼り紙はない。

みかん園ルートも石置尾根も地主は国で国有林管理道、石置尾根が神域というならここも神域だろう。神様は登記がどうとか国土地理院がどうとは思わないはずで、思うとすれば人間であって天罰は下せない。人に天罰とか言っていると自分に跳ね返るのではなかろうか。

それはともかく、昔から地図に載っている登山道なので、急傾斜もなく危険個所もなく、迷いそうな場所もない。何ヶ所か顕著な分岐があるが、基本は尾根を外さないように進めば大丈夫である。

登山口から40分ほどで、前回通った松岩トラバース道との合流点に達した。つくしこからは約1時間半である。国有林標識の赤い+印の標石が立っている。直進すると、自然研究路まで登りつめるはずである。

ここから先は初見になるが、前回トレランの登山者が下りてきたので大丈夫だろう。と思ったら、いきなり傾斜が急になった。

(この項続く)

p.s. 「中高年の山歩き」バックナンバーはこちら

みかん園コースは名前のとおりみかん園の横を登る。みかんは地面に落ちるほど成っていたけれど、残念ながらやっている店はなく、駐車場にもロープが張られていた。

この道は秋に下山で使った。昔の1/25000図に載っていた道で、岩場になるまでは高規格の登山道である。
この前は左から合流する松岩トラバース道から入った。今回は直進して自然研究路を目指す。


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