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しゃくなげ荘

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いよいよ今週は八街落花生マラソン。計ったように涼しくなってきて、マラソンシーズンがやって来た。 2024年の今年は再開3シーズン目だが、28年間ブランクがあって、その前に走ったのは30代の頃だった。信州まで旅ランに行って、走った後に穂高温泉・しゃくなげ荘まで車を走らせた。マラソン後で満員になり、休憩室に入り切れずみんな廊下で休んでいたのを思い出す。 いい温泉だったので、その後泊りに行った。燕岳や白馬岳に登るときに便利な宿で、バスもここを経由して山に行っていたが、十数年前に閉館となってしまった。惜しいことである。 最初に行った時に参加したマラソン大会も、いまはやっていない。その時でなければ、出ようと思っても出られなかったのである。時間は何よりも大切だとつくづく感じる。以下は2011年9月の記事。 ------------------------------------- 何度も書くのも気が引けるのだが、ここしばらくは忙しい部署に異動になって好きな温泉にもほとんど行くことができなかった。この3連休に久々に出かけることができたので、その時の話。 穂高温泉郷はその名のとおり北アルプスの山麓にある。前にも行ったことがあって、もう十七八年前のことになる。以前は穂高町、豊科町、三郷村などといったのだが、最近合併して安曇野市となった。今回お伺いした「しゃくなげ荘」はもともと穂高町営の施設で、現在は民営化されているようだが、「以前と建物もお風呂も変わっていません」とのことである。 前に訪れた時は三郷村の行事「アップルマラソン」に参加して10kmを走り、その足でこちらに寄り日帰り入浴をさせていただいた。同じようにマラソン参加者が大挙しておしかけたのだが、湯量も豊富でスペースには比較的余裕があるので、廊下に座り込んで風呂上りの休憩をとった記憶がある。今回はゆっくりと宿泊である。 泉質は弱アルカリ性単純泉。アルカリ泉特有の、肌にしっとりとくるなめらかなお湯である。ここで気に入ったのは、浴槽が2つに分かれていて熱い湯(43度くらい)とぬるい湯(40度くらい)になっているところ。源泉が60度以上あるため、いずれにせよ加水してある。最近源泉かけ流しにこだわりすぎてやたら熱い湯のところがあるが、ゆっくり入れるのはやはり適温のお湯である。 最小限の加水であれば、

至仏山行ってきました

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至仏山に行ってきました。4年前に鳩待山荘の人に「この時間(11:30)からはやめてください」と言われて断念したので、尾瀬戸倉から歩いて至仏山荘泊で再チャレンジしました。 この日の行程 尾瀬戸倉(984) 10:50 12:30 工事擁壁(1285・昼食) 12:45 13:10 津奈木橋(1370) 13:10 14:15 鳩待峠(1591) 14:30 15:30 至仏山荘(1420) 5:40 6:30 第一ベンチ(1562) 6:40 7:15 木段(1730) 7:20 8:25 中間点先(1920) 8:30 9:40 至仏山(2226) 9:55 10:55 小至仏山(2162) 10:55 11:25 オヤマ沢田代(2120) 11:25 12:35 鳩待峠(1591) [GPS移動距離 初日 15.7km 二日目 8.0km] 詳しい登山記録は ブログ (https://godowngamblin.hateblo.jp/)にて。10月3日から毎週木曜日掲載予定。   p.s. 中高年の山歩きシリーズ、バックナンバーをご覧になりたい方は こちら 。  ↓どれかクリックしていただければうれしいですが、ブログ村は最近広告ばっかりなので、データ無制限でない方はご注意ください。   

沖縄で冒険

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このところ、台風が沖縄・奄美方面に向かって行くので、天気予報で南西諸島の映像がよく映される。沖縄は全国でも一番遅く訪れた県のひとつで、仕事で日帰り出張(!)したのが最初だった。 その後、仕事でもプライベートでも何度か行ったのだが、年金生活に入ってからとんとご無沙汰である。面白い料理がいっぱいあって泡盛もうまいのだが、なにせおカネがかかる。1シーズンのマラソン大会の参加費を足したよりもっと多い。 以下は2009年7月、15年前の記事である。 ------------------------------------------ 沖縄にプライベートで行くのは初めてである。大体の地理は理解しているつもりだけれど、ひとに連れて行ってもらってばかりなので土地勘はほとんどなく、地図も持たないで歩き回ろうというのはかなり無謀である。それはそれとして、事件(?)は勝連から次の目的地である北谷(ちゃたん)に向かうところで起きた。 勝連は沖縄中部の東海岸、北谷は西海岸である。沖縄のバスはたいてい那覇との往復路線なので、中部を横断する路線バスはない。バス停の路線図をみると、那覇行きに乗ってコザで下りると、そこから北谷に向かうバスがあるようだ。1時間に1本くらいしかないバスがちょうど来たので、とりあえずコザまで移動する。 コザのバス停で下りたけれども、はて、北谷行きの路線など見当たらない。もしかすると違う停留所があるのかもしれないと思って、手前の十字路に戻って探すと、案の定違う方向に別の停留所があった。そこまで行って時刻表をみると、なんと、北谷行きのバスは朝と夕方しか出ていないのであった。 次のバスは3時半、いまの時刻は1時過ぎ、まだ2時間以上ある。困ったなあと思っているうちに、違う行先のバスが来て、私を見てドアを開けた。仕方がない。分岐点まで乗って、後のことはそれから考えよう。 バス停を3つか4つ行く間に、次の交差点を右に折れると北谷という表示が見えた。バスはどうやら直進するようだ。あわてて下りる。北谷まで何kmという表示がないのが気がかりだが、とりあえず方向は合っているようなので歩くことにする。みるとタクシーもそこそこ走っているので、いざとなったらタクシーという手もある。 交差点から標識どおりに右に折れる。おそらく北方向に向きを変えたと思われた。衣料品を

Bloggerの記事ははてなに移します ~Blogger再構築の経緯

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FC2対策のひとつとして、Bloggerに記事を移したのは今年2月のことであった。以来半年、ようやく入力に慣れてきたものの、どうにも思ったような動きにならない。 もっとも不満なのは、 いつまで経ってもGoogle Consoleに反映されない ことである。同じGoogleだから少しは検索に当たるようになるのかと思ったら、どうやらトップページ以外はインデックスにも載らないようだ。だったら、FC2と変わらない。 Bloggerで記事にすれば、Googleにインデックスされやすくなるかと思ったら、全然そんなことはなかった。そもそも、トップページ以外インディクスされない仕組みになっているらしい。 Googleのいろいろな注文を聞いたところで、彼らは広告料にならない個人を相手にするつもりなどないし、手間をかけただけの見返りはまったく期待できない。時間のムダである。YouTubeだって以前はこんなに広告が多くなかったはずなのに、分単位で広告が挟まるのと同じことである。 一応、半年間待ってみたのだが、これ以上待っても進展は望めないし、Bloggerに載せた記事が検索される可能性もゼロに近い。だとしたら、ムダな時間をより減らす対応がもっとも賢いものと思われる。 ということで、 Bloggerの記事も再構築(リストラ)することにした。 山歩きと糖質制限の記事は他の記事と同様、はてなブログに掲載することにする。検索に乗らないのは同じでも、別ブログにしないだけ手間が減る。 Bloggerには、ver.5とCLASSICの2ブログを開いていたけれど、ver.5に統一してCLASSICの更新はやめにする。無料なので置いておくけれども、折を見て閉鎖するつもりである。 結局のところ自分で見るのが最大の目的だから、3つのブログに分けるより1つにまとめた方が効率的であり手間も少なくて済む。FC2は公序良俗の問題に加え、運用が不安定なのでどうしようもなかったが、はてなはいまのところ大きな問題はない。 という訳で、見ていただく方にはたびたびご不便をおかけするけれど、「中高年の山歩き」「糖質制限シリーズ」は今後 はてなブログ に掲載いたします。引き続き、よろしくお願いいたします。 p.s. システム・ブログ関連のバックナンバーは こちら 。      

ようやく山頂到着 下山は天気との競争 日光丹勢山(後編)

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トラロープを手掛かりにして急斜面を登る。道は狭く、滑りやすい地盤は歩きにくい。林道からいきなりこの登山道は、かなり面食らう。 道筋ははっきりしているものの、左右から灌木の枝が伸びて行く手に立ちふさがる。足を置く場所は確かなのだが、体が進むスペースがない。そのせいか、いくつか踏み跡が交錯している。みなさん、苦労して進路を確保しているようだ。 いったん安定したトラバース道に出るものの、再び灌木に遮られる。立ちふさがる枝を両手でかき分けながら進む。1/25000図によれば標高差30~40m登れば山頂のはずだ。 薮だか道だかよく分からない踏み跡を進むと、小広い場所に出た。 周囲にここより高い場所はないから、ここが頂上のようだ。木々に囲まれて展望はない。ランドマークはダケカンバということだが、正面の大きな木だろうか。 右手の木の低い場所に「丹勢山 1346m」の消えかけた山名標があった。奥に進むと幹にペンキマークのある木があって、そこにも「丹勢山 栃木の山紀行」の山名標があった。こちらはまだ書体ははっきりしている。 ベンチはないので、笹の上にレジャーシートを敷いて腰を下ろす。時刻は12時少し前。かなり難儀したが何とか正午前には頂上に着くことができた。この日のお昼はコモのあんパンとオレンジジュース。甘い匂いがするのか、さっそく虫が集まってきた。 さて、登りで時間がかかってしまったので、そうゆっくりしてはいられない。みんなの足跡をみると、同じくらいの高さに独標点があり、そこを通って来た道に戻れるのだが、例によって目印が何もない。 時間があれば踏み跡を辿って挑戦してもよかったのだが、林道から頂上までも心細い道だったのに、もっと心細い道だと困る。そしてもともと、1/25000図に載っていない。 空模様が怪しいのに、リスクを冒すことはない。来た道を戻ることにした。 灌木の薮は、登る時より下る時の方が歩きやすかった。ちょうど登る時の目線に枝が来るようである。取り付きの広場まで戻ると12時半。順調に下れれば、3時頃には駐車場に戻ることができそうだ。 ひたすら続くスイッチバックの下りを延々と下って行く。ここで驚いたのは、マウンテンバイクで登ってくる単独行のシニアとここの下りですれ違ったことである。 この日の山歩きで、駐車場以外で人の姿を見たのはこれが最