腎機能と貧血の検査項目が改善 糖質制限2024年2月(続き)

先月は、1月の精密検査の結果が返ってきた。例によって大差ない結果を予想していたのだけれど、案に相違していくつかの項目で大きく数字が変動していた。

お医者さんも、「腎機能がよくなってますね。ダイエットの効果かな」と意外そうにしていたけれど、クレアチニンが直近の1.01から0.85に大きく改善し、その結果eGFRも57.7から69.6に大きくアップした。

クレアチニンは最高で1.17まで上がり、eGFRは50.1まで下がっていた。クレアチニンは筋肉が運動した後にできる産出物で、本来腎臓で濾過されて血液中にそれほど残らないものである。それが残っているのは腎臓が十分働いていないということで、1を超えるとあまりよくない。

eGFRはクレアチニン値を性別・年齢で補正したもので、正常範囲は60以上である。私の場合、年齢に比べて筋肉量が多いので(体内年齢は51歳である)、eGFRはそれほど気にしなくてもよさそうだし、クレアチニンの上昇は糖質制限でタンパク質を多く摂取していることもあると思っていた。

ところが今回の結果をみると、 クレアチニンは0.85である。クレアチニンは昔は人間ドックの検査項目に入っておらず、入ってからもしばらくは小数点以下1ケタだった。だから昔の0.9は0.85から0.94の可能性があるのだが、ともかく0.8台というのはこれまであまりなかった数字である。

唯一の例外は二年前に帯状疱疹を発症した時で、この時の検査で0.82という数値が出ていた。帯状疱疹完治後には0.93に戻って今日に至るのだが、クレアチニンそのものは筋肉を使った結果発生するので、それが低くなっているのが何を意味するのかよく分からない。

前回検査以降に変わったことといえば、ランニングの距離を伸ばしたことである。運動療法は腎機能改善の方法として推奨されているので、その効果があったのだろうか。いずれにしても、クレアチニン値及びeGFRが改善したのは喜ばしいけれども、帯状疱疹の時と似た検査結果なので、用心しつつ半年後の検査を待つこととしたい。

他にも、ここ数年程度が進んでいた貧血傾向、ヘモグロビンやヘマトクリットといった項目も、10年前くらいのレベルに戻っている。さすがに40代の頃に比べると落ちているけれども、一時は基準値ぎりぎりまで悪化していたので、めざましい改善である。

2、3年前から鉄のサプリメントを飲むようにした効果が出てきたのかもしれないし、ランニングの影響があるのかもしれない。いずれにしても、予想より検査結果がよかったのはうれしいことである。年寄りの冷や水でやり過ぎないよう、さらに精進したいものである。

p.s. 糖質制限シリーズ、バックナンバーはこちら

 

1月の血液検査の結果をみると、ここ数年少しずつ悪化していたいくつかの項目で数字が改善されていた。前回検査以降変わったことといえばランニングの距離を伸ばしたことだけである。

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