なんとか八五山ルートに合流 筑波山みかん園ルート(完結編)
261標識で立ち話したおじさんに「ここを下りる時は迷いやすい」と言われていたにもかかわらず、早々に国有林巡視の尾根道から外れてしまったのは迂闊なことであった。
ここを登る時、人面岩から上には迷うようなところはないと思っていたのだが、とんでもなかった。まるでスキー場のゲレンデで、どこを通っても下れるように見えるのだが、踏み跡のように見えるのに実はそうでもないのだ。
261標識から人面岩まで、おそらく15分か20分のはずである。さらに、猿田彦ルートとの分岐のペンキ印も見ていない。気づいた時にはひとつ北側の尾根だったから、261標識直後から道を外れていたと思われる。
スマホで現在位置を確認して、どうやら尾根が違うようだと思ったけれど、いずれ八五山ルートに向かうつもりだったので、まあ方向は合っているだろうと先に進んだ。ところが、ほとんど誰も通らないものだから、どう進んでも薮なのである。
「筑波山系の山路を辿る」でも、八五山ルートに入る道はいくつもあるのだが、基本的にすべてバリルートであり、ただでさえ分かりづらいのに誰も通らなければすぐに廃道化する。仕方がないけれども難儀なことであった。
八五山ルートの名前のもとになったのは人面岩近くにある「山-85」の標識で、それを確認して下る予定だったのだが、まあ仕方がない。かなり傾斜が急だったので登り返すのも何だし、このまま下ることにした。
一時間ほど下り、休めそうな岩場があったので一息つく。あるいはここが人面岩かと思ったが、ずいぶん下なので違う場所である。おそらく、どのルートでも岩場になる標高550mくらいだったと思われる。
一息ついて落ち着いたのがよかったのか、すぐにペンキマークの岩とはっきりした踏み跡を見つけることができた。ここからはすんなり進むことができたから、なんとか八五山ルートに乗ることができたようだ。
このルートは今日登ったみかん園ルートと谷を挟んで対岸にあたり、右の坊主山が朝と同じように見える。石置尾根をそのまま下ると梅林寄りに出てしまうので、途中から八五山ルートに入る計画だったのである。
やがてこの道は水の流れる沢沿いになり、沢を渡って対岸に渡る道も見える。とはいえ、直進した先で道が太くなっているので、渡らずにそのまま進む。
車も通れるほどの道幅だが、路面はガレ場と同様で、ここを走ったら揺れて大変だろう。そして、やや登りつつ林道に合流したから、かつては沢沿いに下りる何かの必要があったのかもしれない。
林道のヘアピンカーブが登りつめるあたりで合流し、分岐点には黄黒のトラロープが張られていた。「天罰下る」は貼ってなかったので、おそらく車両通行止めの意味かと思われる。
途中で時間がかかったため、林道に出るまで自然研究路から3時間。さらにつくしこ駐車場まで45分。この日の山歩きはかなり時間がかかってしまった。
どこかのみかん園がお土産でも売っていないかなと見ながら帰ったのだが、どこもやっておらず、駐車場にもロープが張られたままだった。下に落ちて鳥に食べられるよりも、1袋200円でも300円でも露店の無人販売でもやればいいのにと思ったが、そのくらい誰も通らないのだろう。
薮に入ったりしたので、ウェルネスに寄ってひと風呂浴びてさっぱりする。ここにも産直があって秋に来た時はおばさんがいたのだが、土日限定になったらしい。帰りは暗くなってしまった。
この日の行程
つくしこ駐車場(52) 7:25
8:05 みかん園ルート登山口(225) 8:10
10:05 自然研究路(820) 10:35
12:30 岩場(570) 12:40
13:45 林道合流(305) 13:45
14:30 つくしこ駐車場(52)
[GPS測定距離 10.7km]
p.s. 「中高年の山歩き」バックナンバーはこちら。
ここを登る時、人面岩から上には迷うようなところはないと思っていたのだが、とんでもなかった。まるでスキー場のゲレンデで、どこを通っても下れるように見えるのだが、踏み跡のように見えるのに実はそうでもないのだ。
261標識から人面岩まで、おそらく15分か20分のはずである。さらに、猿田彦ルートとの分岐のペンキ印も見ていない。気づいた時にはひとつ北側の尾根だったから、261標識直後から道を外れていたと思われる。
スマホで現在位置を確認して、どうやら尾根が違うようだと思ったけれど、いずれ八五山ルートに向かうつもりだったので、まあ方向は合っているだろうと先に進んだ。ところが、ほとんど誰も通らないものだから、どう進んでも薮なのである。
「筑波山系の山路を辿る」でも、八五山ルートに入る道はいくつもあるのだが、基本的にすべてバリルートであり、ただでさえ分かりづらいのに誰も通らなければすぐに廃道化する。仕方がないけれども難儀なことであった。
八五山ルートの名前のもとになったのは人面岩近くにある「山-85」の標識で、それを確認して下る予定だったのだが、まあ仕方がない。かなり傾斜が急だったので登り返すのも何だし、このまま下ることにした。
一時間ほど下り、休めそうな岩場があったので一息つく。あるいはここが人面岩かと思ったが、ずいぶん下なので違う場所である。おそらく、どのルートでも岩場になる標高550mくらいだったと思われる。
一息ついて落ち着いたのがよかったのか、すぐにペンキマークの岩とはっきりした踏み跡を見つけることができた。ここからはすんなり進むことができたから、なんとか八五山ルートに乗ることができたようだ。
このルートは今日登ったみかん園ルートと谷を挟んで対岸にあたり、右の坊主山が朝と同じように見える。石置尾根をそのまま下ると梅林寄りに出てしまうので、途中から八五山ルートに入る計画だったのである。
やがてこの道は水の流れる沢沿いになり、沢を渡って対岸に渡る道も見える。とはいえ、直進した先で道が太くなっているので、渡らずにそのまま進む。
車も通れるほどの道幅だが、路面はガレ場と同様で、ここを走ったら揺れて大変だろう。そして、やや登りつつ林道に合流したから、かつては沢沿いに下りる何かの必要があったのかもしれない。
林道のヘアピンカーブが登りつめるあたりで合流し、分岐点には黄黒のトラロープが張られていた。「天罰下る」は貼ってなかったので、おそらく車両通行止めの意味かと思われる。
途中で時間がかかったため、林道に出るまで自然研究路から3時間。さらにつくしこ駐車場まで45分。この日の山歩きはかなり時間がかかってしまった。
どこかのみかん園がお土産でも売っていないかなと見ながら帰ったのだが、どこもやっておらず、駐車場にもロープが張られたままだった。下に落ちて鳥に食べられるよりも、1袋200円でも300円でも露店の無人販売でもやればいいのにと思ったが、そのくらい誰も通らないのだろう。
薮に入ったりしたので、ウェルネスに寄ってひと風呂浴びてさっぱりする。ここにも産直があって秋に来た時はおばさんがいたのだが、土日限定になったらしい。帰りは暗くなってしまった。
この日の行程
つくしこ駐車場(52) 7:25
8:05 みかん園ルート登山口(225) 8:10
10:05 自然研究路(820) 10:35
12:30 岩場(570) 12:40
13:45 林道合流(305) 13:45
14:30 つくしこ駐車場(52)
[GPS測定距離 10.7km]
p.s. 「中高年の山歩き」バックナンバーはこちら。
境界261番からなぜか人面岩に下りられず、踏み跡のようなそうでないような場所を下りる。ようやくペンキマークとはっきりした踏み跡を見つけてひと安心。
沢沿いに下りてきたから、おそらく八五山ルートに合流したのだろう。林道が近づくと車も通れそうな道幅となるが、路面は岩だらけ。
林道のヘアピンカーブのあたりで合流。ロープが張られているのは車両通行止めの意味か。
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