足尾神社で足腰の健康をお願い 足尾山・一本杉峠(中編)

足尾山は4年ぶりだが、きのこ山は3年前に登っている。その時はきのこ山から上曽峠、湯袋峠経由筑波高原キャンプ場まで歩いた。

下りてきた時と登った時の1年の間にふれあいの道関連の標識は格段に整備され、迷うところはなくなっていた。今回も、3年前よりさらに標識が増えていた。

道に迷うところはまったくないのだが、なぜかなかなか着かない。そろそろと思っていたら、まだつぼろ台の分岐だった。実は記憶違いで、きのこ山まで1時間半で登ったと思っていたが、帰ってから調べるとつぼろ台まで1時間半だったのだ。

きのこ山まで、真壁から休憩なしで9時10分到着。所要時間は1時間40分である。マラソンばかりで山登りしてなかったからかなあ、ちゃんと鍛えないといけないと思ったのだけれど、実は前回より若干早かったのである。

なかなか着かないのと合わせて気になったのは、斜面に雪が残っていることであった。前の週に千葉ニュータウンでも積雪があったけれど、その日のうちに融けてしまった。

だから、暑くなる心配はしていたけれど、雪道の心配はしていなかった。チェーンアイゼンも持ってきていない。というよりも、この時点でも登山道に雪が積もっていたらどうしようとは思っていなかったのである。

朝ご飯は4時台だったので、早めのお昼休憩にする。用意したのはコモパンのチョコレートとカロリーメイト、テルモスのお湯でインスタントコーヒーを淹れる。かなり寒かったのでコーヒーがあたたかくておいしかった。

東屋で休んでいると、筑波方面から歩いてきた単独行の人が、写真を撮ってすぐに足尾山方面に向かっていった。バックパックが私のマラソン用と同じ大きさなので、おそらく水と非常食くらいしか入れていないのだろう。

筑波山に朝登ってここまで来て、加波山・燕山・雨引山を経て岩瀬まで縦走するのかもしれない。だとしたら、ここで休んでいる訳にもいかないだろう。結構なロングコースだが、ここを歩いているとよくそういう人達と会う(この後も会うのだった)。

きのこ山から足尾山までは林道歩き。だから気軽に考えていたのだが、なんと車の轍の二本線以外は雪が道を覆っていた。歩く場所が限られることに加え、この日の好天でパラグライダーの送迎車が行き来するので、そのたびに道端で待機しなくてはならない。

鈴木さんの本にNASAとあるので何だろうと思っていたのだが、送迎車の車体にそう書いてあった。ハング/パラグライダー離陸場の運営会社なのであった。(アメリカ航空宇宙局とは無関係かと思ったら、そもそもハンググライダーの開発者はNASAだったらしい)

足尾山に近づくと、稜線の両側でみんなが機体を組み立てていた。この日はハンググライダーの会だったようで、車の上に積んできた骨組みを組み立てて、合成樹脂製の翼をかぶせて準備していた。

離陸場を過ぎるとすぐ、足尾神社の参道入口である。ここで林道と分かれ、簡易コンクリの急坂を登る。幸い、路面にそれほど雪は付いていなかった。スイッチバックして坂を登りつめると、足尾神社の鳥居が見えてくる。

境内は2、3cm雪が積もっている。本殿前に進み、二礼二拍手一礼で拝礼する。4年前は深く考えなかったが、この歳になると足腰が丈夫でいられますようにお願いしなければと思う。

社務所の前の案内をみると、宮司の方は八郷側の柿岡にお住まいのようだ。足尾山のもともとの名前である「葦穂」も八郷の地名なので、本来この山は八郷側から登るものであるらしい。ただし車でとなると、どうしても真壁からが便がいい。

(この項続く)

p.s. 「中高年の山歩き」バックナンバーはこちら

きのこ山への道は意外ときつかった。そろそろかと思ったらまだつぼろ台だった。手すり柵が現われるがまだずいぶん先。
休むところもないので、がんばってきのこ山の東屋まで休憩なしで到着。尾根には雪が。
足尾山に向かう林道は雪が固まっていた。ハンググライダーを用意する人達の横を抜け足尾神社へ。
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