66歳の確定申告

サラリーマンの時は12月の給料で「年末調整」が返ってきて、それで所得税が確定していたが、年金生活に入ると確定申告をしないと確定しない。しないのは構わないが、それまで源泉徴収が返ってこない。

そして、源泉徴収票や保険料控除の書類が届くのは年が明けてからである。生保・損保の書類はサラリーマンが必要だから10月くらいから届くが、年金関係や国民健康保険は1月下旬である。

はじめのうちは慣れなかったが、年金生活も7、8年になるとこんなもんだと思うようになった。国税庁のe-TAXも新年にならないと新しいバージョンにならないし、税金の戻りでは追い付かないほど春先の資金繰りは厳しいのである。

さて、今年の必要書類は1月30日に国保の控除証明が届いて申告可能になった。医療費控除は所得の5%に届かないので使えない。だから証拠書類の数字を入力するだけで、特に作業はなく申告書の作成は終わった。e-TAXで税務署に送信。

今回の戻りは2万円余りで、大部分は個人年金の源泉徴収の戻りである。個人年金がなければ源泉徴収は微々たるものだが、その場合は申告時に納税することになるのだろうか。それもまた厳しい話である。

e-TAXのいいところは申告から還付までの期間が短いことである。マイナンバーができたので必要な数字は税務署に行っているはずだから、異常値がなければそのまま認められるのだろう。今年は2月19日に還付された。だいたいいつも2~3週間である。

本筋の話とは別に感慨深かったのは、株式の売買を2年以上していないので、損失の次年度繰越がなくなったことである。

評価損が発生していない訳ではないが、すでに全額NISAで配当金は非課税だし、持ったまま売らないので損失が現実化されない。決算期と半期に配当されるので、それを楽しみにするだけである。

株式投資をはじめて以来、これほど売買しなかったことはない。投資額そのものも微々たるもので、今後持ち株が値上がりして臨時収入という機会もほとんどなくなるだろう。

とはいえ、日経平均の上下にストレスを感じることもないし、最近は持ち株の終値を見ることさえなくなった。儲かることもなければ、ストレスを感じることもない。とても気楽である。

生涯の投資成績を計算したことはないが、若干プラスになっているだろう。いまの時代からスタートしていたらどうだったか分からないが、ストレスを抱えて気苦労するより他にいくらでもやることがありそうだ。

p.s. 年金生活の税金などの記事、バックナンバーはこちら

e-TAXで確定申告して、2週間で還付金が返ってきた。納め過ぎたのを戻してもらっただけだが、なんだかうれしい。

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