せいうち日記184 お釈迦様と同じ誕生日

4月8日は67歳の誕生日である。この歳になって誕生日がめでたい訳ではないが、今年は諸物価高騰と資金繰り難のため誕生日間際までいろいろ工面しなければならず、めでたいどころではなかった。

やむなく電気・ガス代を未払いのままにしていて、15日の年金支給日まで安心できない日が続く。なかなか誕生日気分になれないのも無理はない。

小さい頃はお釈迦様と同じ日と言われたものだが、中学・高校と進むにつれてそれほど珍しくもないことが分かり、大人になるとそんなに偉くなれないことも分かった。

ただ、お釈迦様は出家して悟りを開いた方なので、アーリーリタイアしてストレスの少ない生活を送っている点では共通点があるかもしれない。おそれ多いことだが。

日本にはお寺は多いけれど、ご本尊として釈迦如来や釈迦三尊を祀っている寺は少ない。というのは、いま仏教といわれているのはもともとお釈迦様の教えである原始仏教ではなく、大乗仏教でもなく、日本の風土に合わせたローカルな仏教になっているからである。

ローカルな中でも、聖徳太子とか鑑真の頃はまだお釈迦様の教えに近いものの、鎌倉仏教になるとまったく違うものになる。いま日本のお寺の大半で阿弥陀如来や薬師如来、大日如来、観音菩薩がご本尊なのは、鎌倉仏教だからである。釈迦如来本尊は古いお寺だけである。

さらに明治以降となると、仏教系と名乗っているだけでもはや宗教とはいえない。病気を治す、災厄を払うというのは昔からなのでまだ分かるが、信者同士で商売したり、上納金を納めさせるなどマルチ商法というと怒られるが。

半世紀前にはまだ農村社会の名残りが残っていて、ほとんどの家はどこかの寺の檀家だったから日本人の多くは仏教徒といえたかもしれないが、現代はそういうこともない。仏壇を置くのも先祖崇拝であって、仏教ではない。

いま、こうしてアーリーリタイアして入ってくるおカネで生活しているのは、仏教系新宗教よりお釈迦様に近い生活かもしれない。少なくとも、現世利益だけに執着してはいない。

お釈迦様の修行と共通点があるとすれば、何年か続けている糖質制限とランニングである。糖質制限ではお米やラーメンだけでも控えるようにしていて、それが健康維持にかなり役立っている。

ランニングも一昨年、三十年ぶりくらいに復活したのだけれど、この歳で気づくことも多い。先だってハーフマラソンに初挑戦して、予想以上にバテてしまった。遅ればせながら走る距離を伸ばしている。

先月は、はじめて月間200kmを超えた。ハーフマラソンを走るには1ヶ月でその6倍、126kmを走ればいいというのがセオリーで、月に150km走っているので大丈夫と思っていたら、私の場合それでは無理だったようだ。

だから月に200kmに増やしたのだが、すると10kmを超えて15~16kmくらいまでそのままのペースで走れるようになったのである。もちろん練習と本番は違うけれど、この歳でも練習を増やすと効果が感じられるというのは少し驚いた。

お釈迦様も晩年になって法華経(妙法蓮華経)に到達し、これが究極の教えとされるから、人間死ぬまで修行なのかもしれない。

p.s. 「せいうち日記」、バックナンバーはこちら。もう180回になりました。

4月8日はお釈迦様と同じと小さい頃言われたものだが、お釈迦様は出家して修業し悟りを開いた方なので、生き方としては共通点があるかもしれない。(写真:法隆寺HPより釈迦三尊像)
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