サプリメント依存症?依存症と言えばいいってものでは…

YouTubeの北條先生の動画は、更新頻度が多いのと参考となる内容が多いのでよく見るのだが、今回の「サプリメント依存症」はいまひとつ。内容が乏しい上に説明不足で、結果的に言いっぱなしの話であった。

「サプリメントを3種類以上飲んでいる人を、私は依存症と定義します」はいいのだが、知りたいのはサプリ依存症になるとどういう実害があるかなのだ。ビタミンBとCとミネラルのサプリを飲むと、どういう実害があるのか。

依存症に警鐘を鳴らすのはいいけれど、実害がないものに口出しするのは大きなお世話である。先生の大好きな「科学的な実証・根拠」でいえば、神頼みに科学的裏付けはない。しかし、毎朝神棚を拝んでいる人にどうこう言うのは科学ではない。医者だからといって声高に主張するのは勝手だが、それでどうするかは個人の自由である。

酒・タバコ・違法薬物、スマホ、テレビゲーム、ギャンブル等々で依存症が問題となるのは、第一に人体に有害であること、そして経済的に負担が大きいことである。それらは社会的に悪影響を及ぼす。

依存症に陥った人間が時間をそればかりに使うことにより生産性が落ちることも問題ではあるが、それは社会的な問題とはいえない。活字中毒になる人の稼ぎが少なくても、それは個人の自由である。

北條先生としては、小林製薬の紅麹が問題になっているので便乗したのであろうが、先生の動画によればあれはそもそも食中毒なのだから、依存症に関連付けるのは無理筋である。食中毒を避けるため食べるのをやめましょうでは、食中毒になる前に飢え死にである。

動画をみる限り、サプリメントに頼ること自体を問題としているようだが、もともと食品なのだから、薬効(薬理効果)もないかわりに実害もない。摂りすぎを問題とするのなら、水だろうがコメだろうが中毒になる。

依存症を問題とするならサプリメントより処方薬の方がずっと実害がある。すべての医薬品には薬効が証明されているが、同時に副作用も証明されている。連続して服用すれば当然副作用のリスクは大きくなる。処方された薬は必ず飲みましょうというのは、薬局の陰謀だと思っている。(少なくともケースバイケースである)

サプリメントに話を戻すと、もともとサプリは食品なのだから、サプリを摂りすぎるのと野菜を食べ過ぎるのに本質的な違いはない。腹八分目・偏食は控えましょうと言えば済む話である。

少なくとも、本人が飲んだ方が体調がいいと思って飲むのを、医師免許を持っているからといって指図しようというのは僭越である。こういうのを見ると、カネになれば何でもいいと思っている人ばかりだと改めて感じる。嘆かわしいことである。

p.s. 糖質制限シリーズ、バックナンバーはこちら

p.s.その2 糖質制限事始め、GO DOWN CLASSICに載せてます。こちら

北條先生のYouTubeは参考になることが多いのだが、今回のサブリメント依存症の動画は今一つ。サプリメントを飲み過ぎると実害があることを説明しなきゃ(ないのか?)。
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