体脂肪率を気にしても仕方ない

5月にジムの体組成計で測ったところ、結果を見てびっくりしたという話を以前書いた。体脂肪率19.0%、体幹部脂肪が7.7kgと、かつて見たこともない数字になっていたからである。

機械の誤作動という可能性もあるので、近いうちにもう一度測るつもりでいた。前回測定から2ヶ月経ったし、ジムも空いていたので今週水曜日に測ってみた。その結果が下表である。

今年の3月頃から「減り期」に入って、体重は前回、今回と減少している。ところが筋肉量、脂肪量、体脂肪率の数字は、乱高下というか、かなりの変動である。


5月は体重が落ちたのに筋肉量が増え、体脂肪率が大幅に低くなった。前回と今回の比較では筋肉量が減って脂肪量が増えているが、前々回と今回を比較すると筋肉量も脂肪量も減って体重も落ちている。これは、これまでの減量に伴う経過とほぼ同じ傾向である。

してみると、前回の結果はやはり誤作動というか異常値で、今回の方が現実に近いと思われる。それでも体脂肪率は20.4%でこれまでの水準からするとかなり低いし、体幹部脂肪量は9.0kgと10kgを下回っている。いずれにしても、過去十数年なかったことである。

メタボとか言い出して体脂肪率とか脂肪量とか細かく出すようになったのはここ20年くらいのことで、それまでそんなに大騒ぎしていなかった。確かに100kgもあるのは太りすぎだとしても、無理やり標準体重に落とす必要なんてそもそも根拠薄弱なのである。

体脂肪というと、トンカツの脂身のような状態を想像して、なるほどあれは健康によくないと視覚的に納得するけれど、実際には牛肉のサシとか豚肉でもヒレみたいなもので、筋肉の中に脂肪が多い少ないではないのだろうか。だからトンカツの脂身みたく明確に分かれてもいないし、測定のタイミングによって全然違う結果が出てくるのである。

普通に考えて、減量で絞れるのはまず水分なり脂肪であって、筋肉が短期間に2kgも増えたり減ったりするのはおかしい。電気的に測定して間違いないみたいな印象を与えるけれども、実際はさまざまな要因で増えたり減ったりするらしいのである。

だとすれば、測るたびに違う体脂肪率を気にしても仕方がないというのが常識的な考え方であろう。体脂肪率何%以下が正常とか言うのもおかしいし、はっきり言って星占い程度の信頼性だと思う方がよさそうだ。百歩譲っても、過去の推移をみて自分なりの目安にする程度のもので、他人と比べたり平均とか標準にはほとんど意味はない。

少なくとも、精神衛生上はその方が健全だし、体調がいい悪いなんて自分が一番よく分かる。気にするのは、体重と体温、血圧くらいでいいのかもしれない。

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