印西市長選、立候補は前回2人今回6人

前回は現市長とN国党の2人しか立候補がなかった印西市長選。今回は候補者乱立が予想され、掲示板も当初8枠しかなかったのに急きょベニヤを貼り替えて16枠を用意したものの、立候補したのは6人だった。

選挙管理委員会としては、前回同様にN国党が現われて、都知事選みたいに候補者を立てポスタージャックする事態を怖れたものだろうが、結局のところ公示前から選挙運動していた連中が立候補するにとどまった。

選管が用心して急きょ掲示板を大きくした印西市長選。結局、立候補したのは6人。前回は2人だったので乱立といっていい。
私が注目しているのは、昨年選挙があったばかりの印西市議会から3名が辞任して、市長選に立候補したことである。しかも、2人は1期目と2期目で、市議会議員として実績を残したとはとてもいえない。女性だから、若手だから票を集められるだろうと思っての出馬と思われる。(おまけに女性の方は、市議選は自民党から、今回は無所属立候補)

もし市議会議員の多くがあの市長ではいかんというのなら、候補を一本化して再選阻止すべきである。ルペンが嫌だからマクロンとメランションが組むというのが政治で、政治家を志すならその程度の腹芸ができなくては適性に欠けると言わざるを得ない。

その点で割りを食ったとしたら市議会議長で、年齢的にも中堅だし市議会での経験もある。もともと木下の地主であり事業主(ライオンズクラブ会長)で、市長お年なんだからそろそろ引退して後進に道を譲ってくださいと言う立場である。

かつての印西市ならこの2人の一騎打ちであったところが、ニュータウンに新住民が流入したので対立候補が5人も立候補してしまった。市議会以外の2人は県議会とコンサルタントで、市長をやる前に印西市のために何かしたんですかという世界である。 現職批判票は5人で食い合う形になるので、これで不利になったのはライオンズクラブ会長である。

もちろん立候補するのは国民の権利だし、それぞれ応援団もいるのでご自由にとしか言えないけれども、あるいはこれが原因で定額減税の調整給付金手続きが遅れているのかもしれないと思うと、穏やかな気分にはなれない。(早めに手続きすると現市長に有利になるからとかいう理由で)

本来市議会議員というのは、そういう手続きを遺漏なく進めて住民の不利益にならないよう市に働きかけるものだと思うが、市長選に立候補するため何人も辞めて補欠選挙をしなければならなくなった。市職員の仕事が増えれば、他の仕事が遅れる理屈である(国保の手続きは遅れない)。

お隣の船橋市では、県議から登りつめた野田佳彦が総理大臣になった。県議から転身して立候補した1人も、船橋選挙区からだったので彼を目指しているのかもしれない。下剋上の夢を描くのは勝手だが、前にも書いたけれど市長だけでなく公職というのは住民への奉仕役であり、昔の言葉で言えばどぶさらいである。

進んで汚れ仕事をするつもりがなく、ネットで綺麗ごとだけ言って選挙の勝ち負けを人気投票のように考えているのだとすれば、心得違いであろう。市議会でも県議会でも、町内会だって仕事はたくさんある。そういう心根の人達には、あまり偉くなってもらいたくないものである。

p.s. 千葉ニュータウンの選挙記事、バックナンバーはこちら

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