これは貧血じゃなくて塩分摂り過ぎ?

今月はじめに検査結果が返って以来、引き続きいろいろ調べている。はっきり言って、精密検査もせず糖尿病薬、それもSGLT阻害薬を処方したのが気に入らない。自分の体だからリスクは自分自身にかかってくる。

開業して30年近く経っているから、最新知識があるかどうかは医師個人の努力である。糖質制限の情報提供すらしない訳だから、あまり期待できないのかもしれない。

検査結果で気になることのひとつが、ヘモグロビンとヘマトクリットの減少であった。過去四半世紀、緩やかに落ち続けているから年齢的に仕方ないものと思っていた。貧血に効果があるとされる鉄のサプリメントを摂るぐらいで、他に何もしていなかった。

今回調べていて、はたと気づいたのはYouTubeにあげられていたある人の検査数値を見てからである。私のケースには直接あてはまらなかったが、不審に思って関連事項をいろいろ調べてみた。

すると、ヘモグロビンやヘマトクリットの異常値(低値)について、2年前に医者は「貧血」といって再検査したのだが、これはたいへん疑わしいことが分かった。MCV(平均赤血球容積)、MCH(平均赤血球ヘモグロビン量)、MCHC(平均赤血球ヘモグロビン濃度)といった貧血関連の検査数値に異常がなく、むしろ改善していたからである。

医者は過去のカルテを持っていてもいちいち見ない。自分のデータは自分で管理して考察しなければならない。
つまり、個々の赤血球をみると、容積にもヘモグロビン量にも異常はない。過去20~30年で傾向的に落ちていることもない。むしろ、最近では容積(MCV)が増えているから、その分濃度がやや薄くなっているくらいである(でも異常に低くはない)。貧血対策はあまり意味がないということである。

むしろ問題は、赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットが傾向的に下がっていることで、検査ではヘモグロビンに異常値が出たけれど、赤血球数、ヘマトクリットも傾向的に下がっている。特に、赤血球数の減りが激しく、30年間で1割以上減っている。これは老化現象だけとは言えなさそうだ。

赤血球数は血液µl当たりなので、赤血球が減っているのかもしれないし、血液が増えているのかもしれない。血液が増えると心臓はより多く血液を送り出さなければならないから、血圧が上がる。幸いいまのところ血圧は正常である。

さらに調べると、血液が増える原因として塩分の摂り過ぎが考えられるという。摂り過ぎた塩分は血液中にNa+イオンとして残り、それを薄めるため血管外の水分が引き込まれて、結果的に血液が増える。

糖尿病のため20年以上通院しているが、塩分を制限しろと言われたことがない。そんなことは常識と思っているのかもしれないが、検査で異常値が出るのは塩分摂り過ぎの可能性が考えられるくらい言ってもいいのではなかろうか。少なくとも貧血より可能性があるし、素人が調べて考えつくことなのである。

残念ながら20年来のかかりつけ医は私のカルテ(人間ドックのデータも渡している)をちゃんと見ていないし、綴じてあるだけで調べることもしていない。1分以内しか見なければ、その程度の診断しかできない。自分で考えて判断しなければ自分の体を守れないことを改めて感じた。

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