抵当権抹消は自分で手続きして節約

この間奥さんと、年金生活者が物価高騰で生活に困っているという話題になった。その時奥さんが「ローンなしの家があるってありがたいよね。家賃がいらないから食べていければいいし、修繕なんかしなきゃしないで何とかなる」というので、なるほどそうだと思った。

住宅ローンは退職金で完済して、以後大規模修繕(外壁塗装)したものの、当分大丈夫である。畳替えはずっとしていないが、自分達がよければ特に困らない。家電やガス湯沸し器の更新があるのが厄介だが、金額的に大規模修繕ほどにはならない。あとは入ってくる年金で、細々と暮らしていければいい。

以下は2016年9月、9年前の記事になる。住宅ローン完済後の抵当権抹消は、節約のため自分で手続きした。設定と違って、抹消は自分でできるのがいいところである。
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そうこうしている間に、月初に返済したローンの書類が戻ってきたと銀行から連絡があったので取りに行く。この仕事はその昔、銀行に入って2年目にやった仕事なので懐かしい。もっとも、当時は新規貸付ばっかりで完済はほとんどなかったが。

手続き書類は昔といくつか変わっている。16年前に借りたローンは、昔と同じく抵当権設定契約証書に「登記済」の判が押してある登記済証だが、3年前に住公から借り換えた方は「登記識別情報」というマスクがかかったデータになっている。そして、昔はいちいち銀行の資格証明を渡していて、有効期限が3ヵ月、終わったら返してくださいなどとやっていたのだが、いまでは法人番号を書くと省略できる。

さっそく家に帰り、法務局のホームページやWEBを見ながら登記申請書を作成する。そんなに難しいものではないが、書類の綴じ方とか登記識別情報の扱いが分からないので、法務局に相談に行くことにする。

昔はそんなものはなかったが、いまでは法務局では登記相談を行っている。金曜日の午後に電話したら、月曜日に1枠だけ空いているというので、その時間を予約した。なんだかとんとん拍子に進んで気持ちがいい。月曜日に、指定された時間に法務局に行く。登記相談は4番窓口だ。

前の順番の人は申請書から書いているので時間がかかったが、私は申請書はすでに作成しているので5分で終わってしまった。委任状に間違えないように自分の名前を書き、何ヵ所かに認印を押して、「2000円の印紙を1番窓口で買ってここに貼り、3番窓口に出してください」と言われたのでそのとおりにする。

3番の受付窓口もすんなり終わり、受付用紙を渡される。そこには、登記完了予定日と必要な書類が書いてある。訂正等がなければそのまま、訂正等がある場合は法務局から連絡がある。

抵当権抹消登記の方は特に問い合わせがあるようなこともなく、完了予定日の朝に民事法務協会の「登記情報提供サービス」で照会すると、きちんと登記が完了して土地・建物ともまっさらになっていた。その日の午後に登記所に出向き、登記完了証と抵当権設定契約証書を返却してもらって一件落着。思ったよりもスムーズに手続きが終わってしまった。

必要だった経費は印紙代の4,000円と登記情報提供サービスの1,348円、それに登記所までのガソリン代のみ。司法書士さんにお願いしたらいくらかかるか住公借換えの際の書類を調べてみると、抵当権抹消1件あたり10,400円+出張費・印紙代というところだった。おそらく今回の場合だと2件で3~4万円はかかっただろうから、かなりの節約になったものと思われる。


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