キャベツ1玉千円って

千葉ニュータウンはスーパーが林立しており、国道16号から464号を通って近隣市町村から来る買い物客も多い。それもあって比較的物価は安定していると思うのだが、食品についてはそうでもないらしい。

奥さんから聞いた話では、最近ではキャベツ1玉が千円近くするのだそうだ。私のイメージは特売で1玉100円、200~300円を超えるなら食べずに我慢するレベルであるが、春キャベツの時期にもかかわらず天候不順で不作、価格が千円近くなっているそうだ。(日曜日に見てきたところ、千円ではないけれども大玉は700円。レタスくらいの大きさでも300円だった)

キャベツが高いならレタスで済ませればいいような気もするが、なかなかそうもいかない。付け合わせならレタスを刻んで代用するとしても、キャベツ巻きはレタスでは難しい。トンカツやコロッケにも、キャベツがないと寂しい。

少し前はスーパーでキャベツの外側何枚かを捨てていく人が珍しくなかったのに、いまや半玉とか1/4玉買っていく人が少なくないらしい。永平寺に行くと警策で打たれてしまう状態から、禅寺レベルになったのかもしれない。とはいえ、大事に使う使わないと値段が高すぎるのは違う問題である。

その割には、大根や人参の葉っぱはいらないと、売り場で捨てていく人もいまだに多いらしい。わが家では、大根の葉はぬか漬けにするし、人参の葉は天ぷらでおいしくいただいている。捨てるにはもったいないほどおいしいし、栄養がある。

個人的には、キャベツなら安くなるまで食べなくてもいいけれど、昨今のパイナップルの値上がりには目の前が真っ暗になる思いがする。近所のスーパーで古くなったパイナップルが200円で売っていて、この冬はかなり重宝させてもらった。ところがこのところ安売りはまったくなく、定価で買うと700~800円する。年金生活者にはとても手が出ない。

カットして売っているパイナップルは相当に割高で、300円のパックだと4分の1くらいしか入っていない。だから1玉買ってきて奥さんがカットして、1週間くらい食べていた。1玉200円だと1日30円くらいの計算である。

大安売りの特売といっても品物は決して悪くないし、中は熟れていてすぐ食べても甘い。葉っぱがしおれて全体が黄色くなっただけで安く売るのである。毎朝ヨーグルトに入れて少しずつ食べるのを楽しみにしてきたのに、この値上がりでしばらくご無沙汰である。

家で大口消費するのは牛乳とヨーグルトだが、ともに100円そこそこで特売していたのがいまや200円である。特売160円だとまとめ買いするくらいである。これで年金は1~2%のスライドだから、どんどん赤字幅が広がっていく。

もちろん、物価の値上がりより年金スライドの方が小さくないと年金財政は破綻するので仕方ないが、こうやって消費者物価上昇率を操作しているのを見ると不愉快になる。お迎えがくればそんな心配もしなくて済むけれども、生きている間は無用なストレスは避けたいものである。

p.s.年金生活雑感、バックナンバーはこちら

春キャベツの時期にもかかわらず、天候不順で価格が高騰している。牛乳やヨーグルトも高止まり、パイナップルも値上り。年金生活者にはこの上なく厳しい。

このブログの人気の投稿

働かなくたっていいんじゃないか

これは貧血じゃなくて塩分摂り過ぎ?

ヘモグロビンが再び低下・食生活の改善 糖質制限2024年7月(さらに続き)